カウンセリング
先日、お子さんの"いじめ"についてお話を聞く機会がありました。
いじめに合いやすいお子さんを持つ親御さん、現在進行形で、いじめをしてしまっているお子さんを持つ親御さん。
グループトーク形式でお話をすることができました。
いじめられてしまう、お子さんはADHDだそうです。
何気ない発言から、相手を不快にさせてしまったことから、いじめに合うようになってしまったとか。
それを理解できるお友だちは、幼いうちはなかなか難しいところですが、こちらの親御さんは、全てを受け入れて、お子さんを尊重しているとのことでした。
良し悪しをわからせることが幼少期は大変だったそうですが、学年が上がる毎に、色々成長が見えてくるようになり、交遊関係も変わってきたそうです。
親御さんが、お子さんの成長を見守り信じることで、自信に繋がって良い方向へ向かっていくんですね。
皆それぞれに、個性豊かで良いところがあるのですから、そこを伸ばしていける環境を作っていけると良いですよね。
また、いじめてしまっているお子さんを持つ親御さん。
何故、いじめているのかが、分からないのだそう。
いじめは家庭環境のストレスから起きてしまうことがしばしばあるようですので、そう言ったところを親御さんに気がついていただきたいなとお話をさせて頂きました。
本当に些細なことで、ストレスを感じるお子さんもいらっしゃいます。
悪ふざけの延長を"いじめ"と言われしまったとのお話でしたが、この尺度は個人差がありますので、難しいところでもありますよね。
いじめている側が、本気でいじめているにも関わらず、それに気がつかないお子さんもいらっしゃいますし、無視できるお子さんもいらっしゃいます。
お子さん一人一人の育つ環境で、受け取りかたが変わってしまいますからね。
虐待の連鎖などというお話も度々耳にしますので、日々生活におわれてしまいがちですが、ほんの少しでも心にゆとりができると、お子さんの胸のうちが見えてくるかもしれませんね。
子育ては、思い通りになかなか行かないものです。
同じ親から産まれても、全く性格が違いますし、時代背景、その時々の生活環境で人の概念は作られていくものだと思っております。
その概念をはずした時、はずれた時は、もっともっと寛容な心の持ち主になれるような気がしていますが、なかなか人間、概念をはずすのは難しいものでしょうか。
大人の世界にも いじめはありますしね。
永遠のテーマになるのでしょうかね。
0コメント